今回は図書館概論の合格レポート及び科目終末試験の問題・及び解答例をご紹介していきます。これからレポートに取り組む方やテスト対策の参考にしていただけると嬉しいです🌟
この記事でわかること ✔️図書館概論のレポート設題 ✔️合格レポートの構成 ✔️図書館概論の科目終末試験設題 ✔️合格した解答の内容
初めに書いたレポートなので思い出深いです。
図書館概論とは?
図書館概論は、図書館の基礎知識を学べる科目です。社会においてどんな役割を担っているかや図書館の活動や現状の課題などを学びます。
できれば対象図書館に直接インタビューをするのが望ましいです。私はコロナ禍による制限がある時期に学習したので、電話で対応していただきました!
レポート
ここからは実際の合格レポート(2021)をご紹介します!
※レポートの丸写しは禁止されていますのであくまで参考に留めてください。
図書館概論 合格レポート(2021)
<設題> 公共図書館を一つ選び、レポートを作成しなさい。以下について記入すること。 ・図書館の正式名称と所在地 ・立地、予算、蔵書数、年間増加数、貸出数、業務別職員数(内、司書有資格者数)、収容座席数 ・図書館サービスの種類と内容 ・見学先の図書館に期待すること、改良すべき点、全体の感想等 <解答> 1 はじめに 幅広い世代に活用され,無料で資料や本を借りることのできる図書館。図書館によってはオンラインで予約や貸し出しができるなど,時代の流れやニーズに合わせて変化してきた。今回は数ある図書館のうち,在住する〇〇にある〇〇図書館について調査した。本論では当該図書館について,調査した内容のまとめと期待することや改善点を考えていく。 2 〇〇図書館の概要 ・立地、延床面積、建物の特徴など ・開館時間、休館日 ・書架の配置やその他施設の説明、収容客席数 3 立地 〇〇駅の北西に位置し,アクセス方法は以下の通りである。 ・図書館へのアクセス方法列挙 バス/車など 4 予算 「日本の図書館:統計と名簿(2019)」によると,2019年の予算は図書館費〇〇円で資料費は〇〇円,うち図書費は〇〇円である。 5 蔵書数等 2019年時点の蔵書数は〇〇冊。2018年より〇〇冊増加した。〇〇の人口は〇〇人で図書館の登録者数は〇〇人。人口一人当たりの蔵書数は約〇〇冊である。登録者数は人口のうち〇割だが,貸し出し数は2019年時点で〇〇冊。登録者一人当たり〇〇冊と多い印象。職員数は2020年1月時点で〇〇人,うち〇〇人が司書資格を有している。 6 図書館サービス 〇か所に返却ポストが設置され,CDやカセット等壊れやすいもの以外はポストにて返却できる。 ・リクエストサービス、ユニバーサルサービス、YAサービスなど 7 期待すること,改善点 当該図書館に期待することは2点ある。 ・資料と環境の観点からそれぞれ一つずつ 文字数 2095文字
参考文献・添付資料
- 添付 図書館で利用案内時にもらった資料のPDF
- 参考文献 「統計と名簿(2019)」
- 参考文献 図書館HP、URLと検索日
- 参考文献 図書館で利用案内時にもらった資料
講評
提出お疲れ様です。設題のポイントをしっかり押さえ、大変よくまとめられています。詳しく調査したことが内容から伝わってきます。見学先図書館への所見も非常に首肯できるものです。この調子で引き続き頑張ってください。(本文ママ)
作成にあたって
テキストはあまり使いませんでしたが、第3章を読んでから書き始めました。また必要な語句を設題集で確認しながら進めました✔︎
基本的には設題で必須と思われる情報をインタビューし、自分が得ている情報をまとめるだけなので比較的取り組みやすいレポートでした。
講評もていねいで、今後のモチベーションになりました。
科目終末試験
ここからはテスト問題と合格解答(2021)をご紹介します!試験の形式はWeb試験、成績は良 75点でした。
※模範解答ではありません。解答の丸写しは禁止されていますのであくまで参考に留めてください。
図書館概論 科目終末試験 解答(2021)
<設題> 図書館学の五法則の1つ「図書館は成長する有機体である」について、現代の公共図書館に当てはめて、できるだけ具体的に説明してください。 <解答> 図書館は本・利用者・職員・建物で成り立っている。時代のニーズとともに図書館も成長し続けなければならない。今や図書館は「本を保存し公開する」だけの場所ではない。 まず図書館のあり方についても成長し、変化している。例えば現代の公共図書館ではイベントがよく行われている。地域のコミュニティーセンターとしての役割を担うほか、地域発展の過点としての役割も担っている。また、図書館にカフェが併設しているなど、そのものの在り方も時代とともに利用者のニーズに沿ったものへと変化している。 取り扱う資料についても変化している。1970年台にコンピュータの普及と高度化が進むと、図書館の業務や資料についても紙媒体から電子媒体へと変化してきた。業務においては2005年に全国の図書館と共同して「レファレンス共同データベース事業」を開始したことで、レファレンス事例等利用者の支援に役立つ情報に効率的且つ迅速にアクセスすることが可能となった。また利用者自体が目的の本をインターネット上で探すことができる「OPAC」の導入によって速やかに図書情報を得ることが可能となった。資料においては電子書籍の成長により、タブレット等も書や雑誌を読むことが可能となった。 文部科学省は公共図書館のサービスについての報告書を2006年、以下のように公表している。 ①図書館活動の意義の理解促進 ②レファレンスサービスの充実と利用促進 ③課題解決支援機能の充実 ④紙媒体と電子媒体の組み合わせによるハイブリット図書館の整備 ⑤多様な資料の提供 ⑥児童・青少年サービスの充実 ⑦他の図書館や関係機関との連携・協力 ⑧学校との連携・協力 ⑨著作権制度の理解と配慮など 上記9つのように、図書館が地域を支える情報拠点となるように提言している。④の紙媒体と電子媒体のハイブリットに関しては実施している図書館は少ないように感じる。実際に私が調査した図書館ではまだ実施されていなかった。大学の機関リポジトリのように電子化された本を無償で発信できるインターネット上の保存庫が公共図書館でも取り入れられるようになれば、より多くの人が気軽に本を借りることができるだろう。 現代のように館外奉仕を受けられるのも、予約サービスができるのも先人たちの努力や工夫、そして変わり続けてきた図書館のおかげである。今後も図書館の在り方、そして職員の在り方を考えていきたい。 文字数1002
感想・反省点
見返すと分かるような分からないような文章です、、設題集には五法則の説明しか無かったのでかなり焦りました。身近な図書館の新たな取り組みなど、具体例を用意しておくと安心です。
今住んでいる区では2021年から電子図書館が利用できるようになったので、今受けるとしたらその辺りとハイブリッド図書館について具体的に書けたかな〜と思います📚
まとめ
今回は図書館概論のレポート及び科目終末試験についてご紹介しました。難しい科目がある中でこちらは取り組みやすい内容なので、是非早めに仕上げて自信に繋げて欲しいです!
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